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劇場について思うこと

豊洲にターンアラウンドシアターが3月に新しくこけら落としを行い開場した。

青山劇場、パルコ劇場、銀座セゾン劇場、シアターアップルなどが続々閉場し、パルコ劇場以外は復活しないのは寂しい限りだ。

ところで、劇場という場所は、芝居や落語やライブを提供する小屋であるが、観客にとって居心地の良い劇場とそうでない劇場とが存在するような気がする。

昔からある劇場で改装していない劇場はともかくも、新規に開場する劇場や改装オープンする劇場は、作り手側に劇場での空間をいかに居心地良い場の提供にするか考えてもらいたいと思う。

今回開場したターンアラウンドシアターは、客席が360度回転するのがウリになっているが、横に広く展開しているため、サイドの観客は見切れが発生するし、最後方の32列は舞台が遥か彼方遠くにあるため、舞台の臨場感が半減すると思う。

新橋演舞場は二階三階は花道が見えないし、特に三階席は正面席以外は舞台が半分以上見えない。

国立劇場は、桟敷席を設けていないので、歌舞伎観賞するには風情がでない。

地方のホールならともかくも、国が関与している劇場としては如何なものかと思う。

その点、パルコ劇場は客席数といい、見易さといい、良い劇場であったと感じている。

新装開場した歌舞伎座も三階席の座席空間はいささか窮屈さを感じるか、花道七三が一幕見席からも見えるようになったため、以前に比べ改善された。

二時間なり一定の時間を劇場で過ごす観客にとっては、ソフトが良いことは勿論だが、ハード面の小屋の居心地さについても考えて頂けたら幸いである。

ちなみに、個人的に今好きな劇場は「本多劇場」である。