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ローゼンハイムから来た女。

『バグダット・カフェ』

ラスベガスとロサンゼルス間の砂漠地帯にある、寂れたモーテル、バグダット・カフェ。

偶然そこに行き着いたドイツ人女性のミス・ジャスミン。彼女の存在がこのモーテルを活気づけていく……。

この作品のことは全く知らず、たまたまブックオフで見かけて気になっていて。本屋さんが無料で配布していた「洋画名作カタログ」の中にも出ていたので観てみようかなと思いました。

主題歌がまた僕の好きだった曲で(映画主題歌とは知りませんでした)、またまた偶然が重なったようで嬉しくなりました。

モーテル「バグダット・カフェ」は、男勝りの女主人ブレンダが切り盛りしていて、家族は殆ど知らんぷり。

愛想を着かされた旦那は追い出され。娘は若者と遊び歩く毎日。お店の事はそっちのけで好きなピアノ演奏に興じる息子。

ブレンダのイライラする態度は更に険悪なムードを作り出し……。

そんな中にやって来たミス・ジャスミン

彼女のほんの少しのお節介が、離れ離れになっていた家族の心を引き寄せ、風変わりな友人達を引き寄せ、遂には沢山のお客も引き寄せていく。

少し気弱なバーの店長、タトゥー彫師の女性、気ままに旅を続けている男性、おっとりした絵画家の老人。

淡々とした流れの中で「有り得る」奇跡が描写されていて、とても癒されます。

主題歌はジェベッタ・スティールの『コーリングユ・ー』。

これが好きでした。